土のように雨が降っても泥になることがなく、コンクリートなどに比べると踏み心地の柔らかい砂利は今や多くの場面で使用されている魅力的な庭材です。また、防犯砂利という言葉があるように、砂利を敷いた庭は侵入した時に音をたてて空き巣などを遠ざける機能があり、雑草などの繁殖を抑える防草効果も砂利の大きな魅力の一つです。しかし、だからといって砂利はどんな風に使ってもその有益な効果を発揮できる訳ではありません。近くの山などから集めた砂利を簡単に庭に撒いたとしても、雑草は砂利の隙間から目を出して成長し、踏んだ時の音も場所によっては小さくなってしまうかもしれません。砂利の機能や美しさを最大限に発揮するためには、目の整った砂利を使用して丁寧な砂利敷きを行う必要があり、その際は、砂利の下にある地面をきれいに整備して必要に応じてシートを張るなど、下準備も忘れてはいけません。こうした慣れない作業は自分で行うと失敗することも多く、せっかく撒いた砂利が効果を失って庭の見た目も荒れ果てたものになってしまいます。せっかく砂利を使うのであれば、業者にしっかりと整備をしてもらって、高機能で美しさを長く保てる砂利敷きを行ってもらいましょう。